進学選択についての雑感

事実のまとめと原因予想

2018年度進学者用の進学選択が第一段階,第二段階と終わり第三段階を残すのみとなりました。今回より第二段階への受入保留アルゴリズムが導入されたため,第三段階の参加者は少なくなると予想されていたのですが,個人的に第一段階・第二段階の結果表を調べてみた限りでは少なくとも108名が第三段階に突入しています。

これは例年より多い数値で,その面で見ると受入保留アルゴリズムの導入により予想される結果とは相反しています。

原因として考えられるものはいくつかあり,すぐに思いつくものとしては

  1. 受入保留アルゴリズムのために第二段階で以前ならこっそりと行われていた「定数を越えて取る」が不可能になった結果,各学部で実質的な定数(事実上の収容人数)が減少していると思われます。例年であれば工学部などは定められた定数よりも少しだけ多めに取る,ということが常態化しており,良し悪しはともかくそのことによって路頭に迷う学生の数が多少なりとも減少していたことは事実です。
  2. 文一から法学部以外に進学した学生が多く,文一→法学部の枠が大量に余っているのですが,それ以外の文系学部では枠の余りが皆無となっています。(驚くべきことに,不人気の代名詞であった文学部も全ての群で定数を充足しています)一方で,文二・文三(特に文二)の第三段階突入者が多く,彼らの進学枠が物理的に不足しています。文一や理一・理二からの経済・文(・教養)進学者が例年なら彼らのものになっていた全科類枠を使ったためにこうした自体になったものと思われます(例えば,第二段階の経済学部に全科類枠が一定数(今年は18)用意されているのですが,2014年度の進学振り分けではこの全科類枠に文二が半数程度食い込んでいました。今回のそれでは第二段階・全科類枠での文二→経済内定者はゼロです)
  3. 化学系があまりに不人気すぎて用意されている枠に対し志望者が圧倒的に少なくなっています。学部を問わず多くの化学系学科が底割れ状態にあり,第三段階でも募集をかけている一方で,(制度を正しく理解しているのであれば)今第三段階に残っている理系学生はいずれも「化学系に行くぐらいなら降年した方がマシだ」という価値判断をしていることになるため,定数の充足は期待できないでしょう。化学系に対して「絶対に行きたくない」という人が多すぎる現状と1.の収容人数減少と関連して考えると,化学系を希望しない理系学生の数が化学系を除いた理系学部学科の枠の数に対して多すぎるため,収まりきらずにあふれてしまっているという状態のようです。今年が定数を越えて取れなくなった一年目なので,今年降年を選択した人(≒化学系には絶対行きたくない)が丸々増える来年度の進学選択では,(化学系の不人気および現状の定数が維持されるのであれば)より悪化することが懸念されます。
  4. 少数だとは思われますが,第二段階のシステムを理解しきれていない学生がいるのかもしれません。新制度の進学選択においては第二段階は事実上のラストチャンスであり(制度の趣旨を考えると,第二段階で仮に志望していても内定できなかった学科に第三段階でなら内定できる,ということはないはずです。情報戦を廃し正直申告が得をする新制度のメリットが失われてしまうので),「降年するよりはマシ」という学科を全て志望順に埋めていくというのが学生側が取るべき戦略です(今回の進学選択は78の学科やコースに分かれていたので,第15希望まで埋めた人は他の63の学科やコースに進学するぐらいなら降年した方がマシだ,という意思表示をしていたことになります)。

といったあたりでしょうか。

 

以下,第三段階を実施しないけど定数も満たしてない学部についての雑記。

  1. 法学部は推薦入学の14名を差し引いてもまだ当初の定数から文一枠の27人分が余っていますが,第三段階で受け入れるのは文一からの5名だけとなっていて多くとも22人分の枠を余らせる見込みです。
  2. 同様に薬学部は第二段階で29名募集していましたが実際には27名しか内定しておらず,実質的には底割れ状態にあったと思われますが,第三段階の受け入れを実施しません。医学部の健康総合科学も同様です。
  3. 医学部医学科は第二段階で理三枠32に対し内定者29と3名分余らせていますが,こちらに関しては定数以上に取れないという受入保留アルゴリズムの特徴に合わせ,留年者含め進学選択に参加する理三全員に席を与えるため(と思われる)に,当初の定数よりも枠を多くしていたという事実があります。
  4. 工学部の電気電子も定数より8名低い状態のまま(推薦入学者がいた場合はその人数分不足がなくなる)のですが,こちらに関しては電子情報と一部の枠を共有しており,定数として表記されていたものは電気電子と電子情報の各々の限界値なのに対し,実際には電気電子と電子情報の和で定数が定められているために定数まで取られていないように見えるだけだろうと思われます。

法が大量に枠を余らせているにもかかわらず文一以外の第三段階を認めない理由としては,文一以外にとって法学部は人気学部であり,第二段階の結果法学部より低い順位として登録した別学部に内定した学生が少なくない数いるにも関わらず,第三段階に突入してしまった学生にだけ門戸を開いてしまうのは明らかな不公平であるからだと予想されます。

逆に,薬や健康総合科学については定数を割っているという事実があるので,(指定科類を定めるかどうかは置いておいて)第三段階を実施しないことに上記の法のような正当性はないと思われますが,なんにしても事実として第三段階は行われません。

 

この辺のデータはがんばって打ち込んで分析したので以下のリンクを参照していただけるとうれしいです(問題があるようなら消すので,その場合はご一報ください)。

ShingakuSentaku.xlsx - Google ドライブ

 

新制度の問題点と解決策として考えたもの

この新制度は成績の良い人が行きたい学部に行けるという点では当初の期待を満たしているようにも思われるのですが,成績が良くない層への対応としていくらかの問題を孕んでいるようにも見えます。

1.受け入れ側の選好似通りすぎ問題

学科側が学生について成績以外の情報を得られるのは今回の進学選択では「志望理由書」と「面接」の2つだけでした。志望理由書は学部にもよりますが1000字程度,面接は医学部医学科の場合は10分程度でした(社会基盤学などでも行われたようですがそちらについては残念ながら情報を持っていません)。

正直に言って,この2つに例えば平均点が60の学生が85の学生を上回るほどの重みを持たせるのは難しいような気がしています。

また,各学科ごとに科目ごとの成績の重み付けを変更できるようにもなってはいるのですが,そうはいっても特定の科目の重率が5倍されるなどに留まるため,既存の(一般に用いられる)平均点での序列を大きく覆すものには見えません(少なくとも,上に挙げたような平均60と平均85の学生が評価で逆転,というようなことは起きないはずです)

以上の実情を考えると,受け入れ側である各学科・コースの学生に対する選好は(一部で入れ替わるものの)概ね同様の序列になっている,と考えるのが妥当と思われます。

こうした成績をベースとした似通った選好の元では,成績優秀な学生はすぐに内定する一方,成績が極めて良くない学生はそれこそ定員割れもしくはそれに近い学科が志望に入っていない限りは内定の見込みがない,ということにもなりかねません。

これに対しては正直,解決策が思いつきません……。面接・志望理由書以外で学生の熱意や専門能力などの見たい要素を見る方法が何かないものでしょうか。しっかり見たいだけならペーパーテストなど実施してもいいかもしれませんが,後述するコスト問題とは相反してしまうし……。

2.志望登録にかかるコスト問題

前述しましたが,第二段階の基本戦略は「降年するよりマシな学科はすべて志望登録する」です。ですが,これは本当に可能なのでしょうか?

進学選択で選べる学科やコースといった選択肢は全部で78個あります(科類枠や要求科目の都合などで選べないものもありますが)。しかも文学部の各群や工学部の計数工学科など,入った後にコース分けがなされ,それを前提にその先の進路まで見据えた上での進学が前提になっているところも一定数ありますから,それを加味すると選択肢はさらに多様になります。

これらのすべてについて,「何をやる,何がやれる,何がやれない学科なのか?」をキッチリと調べることは,現実的には難しいはずです。理想的には進学選択が始まる前に調べておくべきなのでしょうが……。なので,低順位の志望になればなるほど,雰囲気や思い込みでの志望が増えるはずです。

また,多くの学科が学生を成績以外の部分で評価しようと志望理由書や面接を課していますが,低順位での志望においてはこの部分がネックになり志望が難しくなる,という事実があるように思われます。実体験として,1200字程度の志望理由書を提出し10分程度の面接に参加するというだけであっても決して楽だとは思いませんでした。第一志望でこれなのですから,例えば第10志望のために志望理由書を1000字書かなくてはいけないぐらいならそこは志望しない,という選択を取る学生は決して少なくないはずですし,どんなに成績が悪い学生でも第25志望のために志望理由書を書こう,という気にはならないはずです。また,たとえ書いたとしても上に上げたように雰囲気や思い込みで志望せざるを得ないため,志望理由書にせよ面接にせよ,高い評価を得ることは期待しづらいのではないでしょうか。

これらの事実と推測を踏まえると,「志望順に全て書くのが最適戦略」というのは,志望登録に一定のコストがかかる現状では必ずしも正しくないのかなあ,という気がしています。

とはいえ,だからといって志望理由書や面接を廃止してしまうと本当に成績で見るしかなくなり,成績不良者はますます不利になってしまうのですが……。

解決策になるかわかりませんが,志望理由書を出さなくても/面接に参加しなくても(評価は下がるが)志望自体はできるようにする,などは手段の一つとして考えられるかなと思います。これなら第15志望でも第30志望でも気軽に登録自体はできますから,そうしたコストに対する妥協策としては有効ではないでしょうか。一方,そうして志望登録してきたあからさまにモチベーションの低い学生を,学科側が(たとえ定数が埋まっていないにしても)取りたいかという問題はあるのですが。

3.いくつ志望したらいいのかよくわからん問題

1.に挙げたような理由により,低得点の学生は人気のないところを含め,多数の希望を出すようにしていかないと未内定のリスクが高まってしまうという事実があるわけですが,2.に述べた理由により,30も40も志望登録するというのは実際には不可能です。

実際のところどのぐらいまで志望するととりあえず一個ぐらいは定員割れがあるだろう,ということになるのか?今現在進学してもよいと考えている各学科はどの程度の人気なのか?自分より成績のいい人がどの程度志望しているのか?ということに関して,学生側には情報が与えられていません。今回が初回だったために情報が不足したということももちろんありますが,今回から教務課は底点を出さなくなったため,予想は来年以降も難しいでしょう。第10志望まで書いたらさすがに大丈夫だろう,と思ったらそれでも未内定に終わった,などの例は決して少なくないはずです。

このあたりは肌感覚でどうこうなる問題ではないはずなので,教務課側からの働きかけが必要ではないかなと思っています。例えば「このぐらいの点数だと実際に内定したのは第何志望の学科ということになりましたよ」というような分布表を発表してもらえると多くの人が救われそうです。

 

とか。長々と書きすぎました。
 

(以下9/12 20:40追記)

不真面目なやつが降年して何がまずいの?という声に対する先制攻撃

この重要な事実を書いていなかったの、進学選択に詳しくない他大の方や高校生以下の方、そして特に降年留年と無縁な成績優秀東大生/卒の方に誤解を与えそうなので追記することにしました。スマホで書いてるので追記前の文章より拙く感情的になっていることをご了承ください。

 

これは進振り時代から続く東大の伝統的な成績のつけ方なのですが、「一度単位を取った科目はその成績評価に関わらず再履修できない」という重大で重要な性質があります。

この事実により「降年し心を入れ替えて勉学に励んでも、上げられる点数には限界がある」という問題が降年生を襲います。

一般的に難易度の高い学科を志望している場合、一年間かけて必死に点数を上げてもどうにもならない可能性があるのです、いやむしろ高いのです。

特に「単位は取ったけど……」という必修科目が多いほどこの悲惨さは拡大します。必修を全部50可で取り切った人は総合科目以外に点数を上げる余地がないのです。しかも理科生については、2年前の必要単位数減少に伴い総合科目の全体に占める比重が大きく低下したためにこの傾向がさらに強まります。温情で6単位の50可をくれた第二外国語の神教員がここに来て最凶最悪の大鬼と化すのです、グラナドスキロスの方がまだマシです(老害向けのネタ)。

この履修制度と今回導入されたDAアルゴリズムを組み合わせた結果、端的に言えば今回内定することなく降年した人、特に必修の単位はなんとか揃えた(揃えてしまった)という人は志望を大きく変えない限りはその次もさらにその次もその次ですら内定しない確率が(かなり)高いことが予想されるのです。

 

(以下感情的な暴言)

少年Aですら第二の人生を歩ませてもらえるこの時代に、東大に入り一年半ダラけたというだけで人生が完全崩壊して更生の機会すら与えられないこの制度、どうなんでしょうか。

本当にダラけた人ならまだわかるんですが、この制度下で死ぬのはダラけきった人ではなくダラけながらも単位を取るぐらいの勉強をした限度は守ったはずな人たちです。

個人的な話をすれば、その年たまたま底点が極端に下がった某学部に目を向けたことで人生が好転したので、少し怠けた人たちにやり直す機会すら与えてくれないの本当につらい。理一→情報系志望の人とか文二→経済学部志望の人とか文三→文学部志望の人とか(ただ文三は総合科目の比重が非常に高いので多分がんばればある程度は成績上げられるし、そこまで擁護する気はないです)、本来なら科類のミスマッチも起こしてなくて学びたいもの学ぶ権利ぐらいはありそうな人たちに関して今そうなってませんか?という心配がすごくあるんですけれど。

まあ第一段階で全力の情報戦を繰り広げて内定する手はあるんでここに書いたほど状況は悲惨ではないとはわかっていますが、なんとなくそう思いました。

 

ということを書き忘れていました。前述したように、書き忘れたのは追記分の前半で後半はただの暴言ですが。

おわり。

留年の手引き(東大の理系1年生向け)

※当初タイトルを「留年・降年の手引き(東大の理系1年生向け)」としていましたが,降年についてほとんど触れていなかったので改めました.

東京大学教養学部前期課程では3月9日にAセメスターの成績が発表されました.もちろん良かった方,良くはないけれど納得しているという方も多いとは思いますが,一部にはとんでもないことになっている方がきっとおられるはずです.Twitterで見ました.そうした人向けの記事です.

この記事を読んでいるみなさんの大半は東大の1年生かと思われます.2015年以降入学者の場合,1年生から2年生への進級は全員可能ですから,現時点では留年が確定した,という人はいないはずです.留年するとしたらそれは自主留年になるわけですね.

さて,この記事ではみなさんに,留年した場合に生じる生活の変化についてできる限り詳細に伝えるとともに,自主留年という制度を利用することによって生じるメリット・デメリットの解説を行いたいと考えています.

後半はともかく,前半は自分自身の経験を中心にした留年推奨記事なので,「どうにかして留年・降年を避けたい!」という人にはあまり役立たないかもしれません.

また,僕が制度について明るいのが理系のみという都合から理系向けと書いてありますが,文系についても具体的な必修科目の名を挙げている部分以外であれば共通して役立てることができるかと思います.

 

留年するとあなたの生活はこう変わる

避けられない落ちこぼれとしての扱い

現役なり一浪なりで東大に入学.合格発表直後には親や親戚,高校の友人に学校の先生,多くの人から祝福されたみなさん.彼らがあなたを祝福してくれていたのはなぜか.あなたの今後の人生が明るいものになると信じて疑わなかったからです.世界ランキングが落ちてきているなどといっても,やはり東大は日本で一番の大学とされています.そこに受かったのですから,あなたの周囲の人びとがあなたに期待し,賞賛の言葉を浴びせるのも無理からぬことでしょう.

「留年する」ということはその期待を裏切ることにほかなりません.信じて送り出したすばらしい人材のはずのあなたが留年する.そう聞いたとき,あなたの周りにいた人びとは何を思うでしょう.親は泣きます.電話越しでは明るく振る舞うかもしれませんが,実際は悲しみに包まれています.あなたは親の信頼を裏切ったのです.高校の友人はその場では「元気出せよ」「1年ぐらいなんだよ」などと励ましの言葉をかけてくれるかもしれません.でも本当はどうでしょう?裏で「あいつ留年したらしいよ」,「もうダメだな」,そんなことを言っていないという確証が持てますか?彼らにとってもはやあなたは憧れの秀才ではないのです.言うなれば昔秀才だったただのクズです.もはや彼らがあなたに敬意を払ってくれることは二度とないと考えてよいでしょう.

同クラとは離れ離れ

ついこの前まであんなに仲良くしていた同クラ.毎日のように一緒に昼ごはんを食べ,たまには放課後に遊びに行き,夏休みや春休みには旅行や免許合宿,遊園地などに行くことで友情を深め合いました.もしかするとクラスに彼女や彼氏ができた人もいるかもしれませんね.東大のカリキュラムが非常に過密であることもあり,日々勉強に追われる生活の中で一緒にいる時間が一番長いのがクラスだという人も多いと思います.

さて,そんな大切な同クラのみなさんとは留年を機にお別れすることになります.友情はそんな簡単には壊れない,そう思っていますか?びっくりするほど壊れますよ.彼らのほとんどはあなたの人柄が好きで仲良くしていたのではありません.一緒にいるから,仲良くしておかないと不都合が生じるから仲良くしていただけです.その枠組みを失った今,彼らにあなたと付き合うメリットが本当にありますか?留年するようなあなたと?本当に?

 

授業は基本ぼっち,実験は留年生同士で組む

留年したあなたと一緒に授業を受けたいという奇特な人は恐らくあまりいません.

あなたの側からあげられるものがない限り,誰もあなたを助けてくれません.シケプリを探すのも大変,その場で組むグループワークの相手を探すのにも一苦労です.

ALESSなどを落としているとさあ大変.周りのピッカピカな一年生たちはみんな3〜4人でグループを作っているのにあなただけ1人ぼっちかも.

さて,そんな中で唯一継続的に同じ人と組むのが基礎実験.学校内では実験の授業だけが人と触れ合える機会となってしまうかもしれません.しかし,触れ合う相手もまた留年生なのです.遅刻する,教科書忘れる,白衣忘れる,予習してこない,グラフ用紙忘れる,高校で習ったはずのこと知らない,やる気がない,途中から来なくなる,……なんと悪質なことでしょう.学力が足りないだけならまだしも,人と会話することすらままならない怪物のような存在がいくつもウヨウヨとうごめいています.そう,それが留年生.あなたもその仲間なのです.

 

「留年生」という属性に支配される

みなさんの多くはサークルや部活,バイトなどに日々励んでいることと思われます.仲間もできて楽しくやっているのではないでしょうか.集団があればその中の各人には様々なキャラ付けがなされるものです.留年してしまったあなたもこの前まで「イケメン」「面白い」「天才」そんなキャラ付けをされていい気分になっていたかもしれませんね.さて,あなたが留年したことを言った瞬間,あなたのキャラは「留年生」一択です.あなたがどんな見た目でどんな人柄でどんな能力を持っているかは一切関係ありません.「○○さん」「ああ,あの留年の」こんな会話が後輩たちの間でなされていることにあなたは気づけるでしょうか.哀れですね.

 

留年で得られるもの

僕は大昔に駒場で一度留年(1年生を2回)したのですが,そこから駒場脱出までの2年間で得たもので今の自分の4割ぐらいは構成されているなあと感じます.有意義に使えばそう悪くない時間であるのも事実なので,良かった点を書きます.

自主性が高まる

留年することで周りに人がいなくなり,何をするにも自分自身の意志が大事になります.こうした環境での生活を送ることで,自分の意見を持つこと,自分自身で考えることと,いった望ましい習慣が自然と身につくはずです.身につかない人もいますが,そうした人たちはだいたい退学してしまいますね.

暇な時間が増える

留年したといっても全ての単位を落としているわけでもありませんから,必然的に留年してやり直している学年の間は非常に暇です.平日に旅行に行ったり,アニメを見まくったり,バイトをしまくったり,悠々自適な生活を送ることができます.こうした時間は実のところ非常に貴重で,現役で大学に入り留年することなく卒業し,そのまま企業で勤め始め,というキャリアをたどるともしかしたら定年まで味わえないかもしれません.そうした機会を若い内に持てるということは本当はとても贅沢なことなのではないでしょうか.

同期が年下になる

ロリコンの人にはおすすめ.

精神的に強くなる

留年したという事実,それを親に伝えること,その後留年の事実を噛み締めながら生活すること,他人から留年した理由について何度も何度も聞かれること.自分を含めた世の中のありとあらゆるものが「留年」の事実だけをとっかかりにして攻撃的になって襲い掛かってきます.最初はキツいですが,これを乗り越えることで強靭な精神力を手に入れることができます.

たとえば僕の場合は,上司にあたる目上の人から30分間罵倒されても「あはは,変なやつがなんかわけのわかんないこと言ってる」で済ませられるようになりました.とてもおすすめです.

 

自主留年の恩恵

自主留年という自殺行為を行う学生など通常存在しないはずですが,東大前期教養の特殊なシステムの下では自主留年した方が良い,というケースが確かに存在します.とはいえ,そのパターンは少ないと僕は考えています.

 

現段階で留年を考えている1年生には以下の3パターンが考えられます.

  1. 外国語(英語or二外)の成績が進学選択参加要件を満たしておらず,Sセメスターでの履修分はすでに単位を取得してしまっているため,Aセメスターでの降年が現時点で確定している場合.
  2. 現時点で必修科目の単位を大量に落としており,進級しての単位取得は50点が上限などの制約が強いため,留年・降年なしに進学選択で志望している学部学科へ進学するのは難しく,ここで自主留年しなかったとしても高い確率でAセメスターでの降年が予想される場合.
  3. 現時点で単位を派手に落としているわけではないが,やはり成績的に志望学部・学科への進学が厳しく,自主留年しての成績向上を目指す場合.

結論から言えば,1〜3いずれの場合にも,安易な自主留年を行うべきではありません

留年を考えているみなさんにぜひ知っておいてほしいのは,一度(たとえ50可であろうと)単位を取った科目の成績は二度と上げることができないということです.この最重要ポイントを頭に入れつつ,それぞれの場合について,どんな場合に留年すべきか,あるいは留年すべきでないのか,を考えていきたいと思います.

 

まず1.の強制降年のケースですが,さらに「Sセメスター分の再履修が(大量に)ある場合」「Sセメスター分の再履修が(あまり)ない場合」の2つに大分されます.

前者であれば今のうちに留年し,2年生としての再履修(他クラス聴講)ではなく1年生としての履修をすることで,それらの科目の上限を100点にする(他クラス聴講だと上限50点の科目がほとんど)ということに大きなメリットがあるため,確かに自主留年しておいた方がよいのかな,と思います.特に志望する学部学科への進学にある程度の点数が必要であるならば.

ですが,後者の場合には留年するメリットはほとんどないと言ってもいいかもしれません.というのも,留年したところで留年しなかった場合に比べて広がる選択肢はわずかだからです.1年生でしか履修できない総合科目が一部あるので,それを履修できる,というぐらいでしょうか.むしろ留年しなかった場合,強制降年によって2Sを2回繰り返すことになるため,2Sの履修について柔軟な戦略が成り立ちます.おすすめは1回目の2Sは必修科目に集中し,2回目の2Sで総合科目をかき集めるといったものです.また,1回目の2Sで必修・総合ともに取りきり,2回目の2Sを完全なモラトリアムとして好きに使うのもよいでしょう.何にせよ,落とすと即降年確定する物性化学などについて,最初から2回チャンスを与えられているというのはとても大きいです.こうした理由から,1S必修で落としていない,もしくは落としていても1科目程度だ,という場合には留年せずに2Sの必修科目を確実に回収しておく方が無難です.同クラのシケ対も有効活用できますしね.

 

2.のケースでは,1.と同じく,1Sの必修で落単が多い場合のみ留年のメリットがあると考えてよいでしょう.留年しないメリットとの比較もほぼ同じです.ただ,成績を大きく上げなくてはならない関係上,2単位程度の落単でも自主留年して100優を狙おう,というのは納得できます.単位を落とすような方がそこで100優を取れるのかは大いに疑問が残りますし,2Sの必修科目でも高得点を取れないと留年する意味はないのですが,自分自身が心を入れ替えて頑張る自分を想像でき,自分の中で納得できるのであれば止める理由もないでしょう.

 

3.のケースは,考える人の数だけなら実のところ一番多いかもしれません.ですが,はっきり言ってこの場合に自主留年することには何のメリットもありません.繰り返しますが,一度単位を取った科目の成績は二度と上げることができないのです.

必修に落単がない場合,取り直して成績を上げられるのは総合科目だけです.総合科目であれば1Sで取るのも2Sで取るのも基本的に変わりませんから,みすみす進学選択のチャンスを一度つぶしているだけ,ということになります.

来年度進学選択から制度が大きく変更されるためどうなるかはわかりませんが,過去の進振りでは人気学部・学科と言われていた理学部の物理学科や薬学部,工学部の航空宇宙が底割れしたといったケースもあります.もしそうなったときにあなたが自主留年してしまっていたら,それこそ後悔しか残りません.また,制度の変わり目だからこそ,従来の人気学科が暴落,という事態も生じうるはずです.

以上のことから,この場合には自主留年するのではなく,進学選択まで粘って,それから降年するかどうかを決定するべきでしょう.

また,この場合には成績を大きく上げられる要素が総合科目しかないため,降年しても絶対無理,という事態に陥るかもしれません.その場合には残念ですが,希望の学部学科へ進学するには再入学するしか道がありません.再入学は非現実的ですから(これを僕が言うと説得力がないですね),進路変更を軸にして自分自身が納得できる方向性を探していけるとよいのかなと思います.

 

 

本当に言いたかったこと

みんな留年しよう!

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます.2016年は大した変化もありませんでしたが楽しく過ごすことができました.2017年はもう少しだけ攻めていきたいなあと思っています.よろしくお願いします.

 

実は半年ほどブログを書いていなかったことに気付いたので何かしら内容のあることを書きたいとは思っていたのですが,密度の足りない人生を送りすぎていて夏からクリスマスまでにあったことをすべて忘れてしまったために年末年始にあったことを書きます.

例によって年末にコミケがありました.今年に限ってインフルエンザにかかって行けませんでした.残念です.とはいえ僕の人生に関してアニメや漫画の二次創作が占める割合が減ってきているのも事実です.昨年までだったらコミケ期間中に風邪をひくなどというのはありえない事態だったのでやはり気が緩んでいた=優先順位が落ちたということなのでしょう.

今流行っているジャンルで僕も好きなものというと実はガルパンぐらいしか思いつかないというのと,そもそも4月以降アニメ・漫画を全然見れていないというのがあり,行ってもそこまで楽しめなかったのかもしれませんね.コスプレ嫌いだし.

ガルパンと言えば2013年の3月からずっと暇さえあれば妄想していた西住まほさんと逸見エリカさん(と西住みほさんと赤星小梅さんと西住しほさんとその他西住まほ世代±1年の黒森峰戦車道チームのみなさん)に関するあれこれが5000字か10000字かあるいはそれ以上ぐらいにはなりそうなのですが,まあ今日はいいでしょうということで.

あとなんか合同誌が燃えたらしいという話をチラッと耳にしました.こわいですね.

 

で,インフルエンザで寝込んでいた間ただただ寝ていたかというとそういうことはなく,Amazonプライムビデオで∀ガンダムを観ていました.

今日観終わったので忘れないうちに感想を書きます.

モビルスーツ覚えるのむずかしいです

ボルジャーノンはザクだしカプルは丸いし,ホワイトドール(∀)はヒゲだし,スモーはかっこいいんだけどそれ以外の認識がきつかった.メリーベルが乗ってたやつとか最後まで名前を覚え損ねっぱなしだったしターンXですら外見的特徴が少なくて覚えづらいと感じた.あとカプル見て即座にZZのカプールだ!って思える人どのぐらいいるんだ……?

ギンガナムの影が薄い(?)

後半で初登場して終盤は大暴れではあったんですけどなんかただただ暴れん坊が暴れてるだけみたいな……ラスボスというにはどうも……みたいな.部下のスエッソンがIQ20ぐらいだから見逃されてるけど君もIQ60ぐらいだからな,みたいな.説明が難しい.

グエンすき

ああいう頭いいんだけど人の気持ち考えずに純粋に自分の気持ちと利害だけで行動しちゃうタイプの人ほんとすき.身につまされる.

ジョゼフかっこいい!

  • 助手から始まって純粋地球人ではナンバーワン?のパイロットに
  • 明らかに他のキャラとは違う鋭い考えがある感じの描写あり
  • 鹵獲機が専用機体
  • 活かされているのか微妙な少数民族設定
  • 歳が6つも下のロラン相手にムキになって対抗する大人気なさ
  • 死亡フラグ乱立しまくって生き残るよくわからなさ
  • 月から来た新聞記者(目がしいたけ)を妻にして孕ませて子どもができたら働かせて自らは専業主夫

最初は実はどっかしらのスパイで……とかなのかなーとか思ってたけど特にそんなこともなくただただ地球人としては非常に優秀なだけの善良な人でしたというオチは謎.パン屋の嫁の祖母あたりの代わりに1話使ってもよかったのでは?

この手の最初から重要だったわけじゃないんだけど徐々に役割を増していったタイプのキャラが全体的に好きみたい.

 

全体的に面白かったですが,二回観るというのはないかなという作品でした. 

おわり.

塾講アルバイトの文房具

 大学卒業後に愚かにも大学に進学してしまった僕は学費や生活費を稼ぐために5月からとあるマイナーな集団塾で講師をやっているのですが,これがなかなか忙しくて毎週なかなかに疲弊しています.そんな中で(いつも通り)塾講師の業務に最適化された文具を考えてみました.

 

1.個別フォルダー

 

 

バイト先では各クラスごとにファイルボックスが1つ割り当てられているのですが,その中でプリント類をうまくまとめるのがとても大変でした.というのも配布するプリント類の多くはB4(たまにB5)で,ボックスファイルもB4サイズだったのです.これがA4だったなら色んなファイルを文具店で買ってくれば済む話なのですが,B4のファイルは(本当に)少ない.クリヤーホルダーぐらいなら見つかるのですが,生徒が30人以上いるためにクリヤーホルダーでは入りきらない.クリヤーブックとかZファイルとかのカッチリしたB4ファイルは今度はファイルボックスに入らない.

他の講師の人達はゼムクリップやダブルクリップを使ってまとめていたのですが,そうするとどうしても一番外側に来るプリントに跡が付いてしまいどうにも美意識に反する.また,毎回毎回ボックスの容量いっぱいにプリントがあるわけではないので,帰る前に印刷して入れておくと一週間後にはボックスの中でヘタレてしまっているということもしばしばありました.

これを解決してくれたのがこの個別フォルダー.少し出っ張りのあるB3(マチがある分それより少し大きいけど)の厚紙を二つ折りにしただけの簡単な作りですが,だからこそボックスの容量を減らすことなく上記の問題を全て解決することができました.頻繁に出し入れする場合は細かいファイリングよりこういうざっくりしたタイプの物のほうがよい,ということはしばしばありそう.

2.1.0mmの赤色油性ボールペン

採点に使います.

採点用のペンに要求される(と僕が思っている)のは

  1. ある程度の太さ(丸付けが目立つように)
  2. ある程度の細さ(コメントなどができるように)
  3. 乾きやすさ(採点後すぐに答案を重ねられるように)
  4. 修正ペン・テープとの相性
  5. インクの量
  6. ノック式であること(すぐに取り出せるように)

の6つ.

最初は細字のフェルトペンだったり速乾をうたう太めのゲルインクボールペンだったり普通のゲルインクボールペンだったりを使っていましたがフェルトペンは456,太めのゲルインクは245,普通のゲルインクは134に問題がありいろいろ考えたところ普通の油性ボールペンでちょっと太いやつが一番いいなという結論に(適当に買った場合多くは0.7mmだと思います).僕は楽ノックを使っていますがタプリクリップでもレックスグリップでも何でもいいはず.油性でも低粘度のやつ(ジェットストリームとか)は擦れることがあるのでおすすめしません.

 

 

ここで心が荒んできてですます調を使えなくなった.

 

3.多色ボールペン(細字)

 

 

バイト先では毎回予習ノートを作らないといけないことになっててこれが毎回かなりの量になってしまう.記憶力が良くないので授業中もこれをチラチラ見ることになり,あんまりかさばってしまうと目立つのでまずいためできるだけ細かい字で書き込みたい.

そして大学以降で黒赤以外のボールペンを使う機会というのもあまりないはずなので無駄にペンケースを膨らませることなく色を用意できる多色タイプのものがオススメ.

僕はスタイルフィットの5色にブラウンブラック/赤/青/緑/オレンジ(すべて0.38)を入れてる.

 

4.フリクションスタンプ

 

 

 テストの成績が悪かった人に再試験を命じたり宿題をちゃんとやってきた人と全部終わらせずに出した人を区別したりするのに毎回ボールペンなどで書き込んでいると大変なのでスタンプを使っている(押し間違いが怖いのでフリクションの消せるやつ).

あと出来がひどすぎる人に字でコメントを書くと怒ってる感が出てよくないので,そのかわりに上のうんちスタンプを押す.「お前はうんちだ」みたいな感情を冗談めかしながらも確かに込めている.

5.キッチンタイマー 

タニタ でか見えタイマー100分 ホワイト TD-384-WH

タニタ でか見えタイマー100分 ホワイト TD-384-WH

 

 文具なのかという疑問はあるが.

試験時間を測ったり問題を解かせたりするのに使う.

生徒たちの知能レベルがサル一歩間際なので(注:誇張あり)こうやって目に見える形で制限時間を見せないと緊張感が全然出ない.

 

6.ふせん

 

 授業中や授業後に生徒からいろいろな要求やクレームやお誘いがあるが鳥頭ですぐに忘れてしまうので覚えておくべき点を書いておく(場合によっては書かせる).大きさはご自由に.僕はこのサイズが好き(使ってるのはコクヨのじゃなくてポストイットだけど).

 

7.クリヤーブック

 

 

配るプリント以外にも印刷物を多く持ち歩く必要があるので.

特に枚数と更新頻度が決まっているものに関してはポケット部分の上部に見出し用のシールを貼って入れる位置を固定するようにしている.

シールはこれ.

 

 

8.折り返せる薄型バインダー

キングジム リングノート テフレーヌ B5 緑 9855TTE

キングジム リングノート テフレーヌ B5 緑 9855TTE

 

 

先述した予習ノートをルーズリーフで作っている(書き直すことが多々あるため)ので授業中に見る時どうしてもかさばる.こういうタイプ(最近だとこの2つしか見ないけど)のバインダーならリング部分を除けばほとんど厚みを感じないし折り返せばB5サイズなのでまあマシ.

 

以上.これらを全部使っているアルバイト講師がいたら十中八九僕です.

大学新入生向けおすすめ文房具の巻

大学新入生向けと書いたものの大学生一般向けかもしれない.

とはいえ教養学部(理系)と経済学部の経験しかないので工学部や農学部,法学部などには適用できないかもしれない.結局のところよくわからない.

どちらかというとファイル類が多いかも.後半適当.

 

1.スーパーハードホルダー 

 

大学に入ると配られる書類の多くはA4版,たまにA3版になります.

書類入れるのに普通のA4クリアファイル(4辺のうち2辺が開いてるやつ)使ってる人多いと思うのですが,あれだと枚数が増えた時にはみ出して端っこがボロボロになってしまったりします.

こちらはマチがついているのでまあ80枚ぐらいなら心配なく入るんじゃないですかね.あとものによっては仕切りが付いているので分類も可能.1,2,3,5ポケットのものがありますがオススメは3か5.

あと裏側が下敷きになっているのでルーズリーフとかそのへんの紙とかをノートにしている人にオススメ.

 

2.メッシュケース 

 

とにかく丈夫で水にも強い.

大きいサイズは教科書やノートを保護しておくのに便利.教科書もノートもカバンの中にそのまま入れておくと割とすぐボロボロになってしまったりするか弱い存在なので.一つの科目の教材ノートとかを全部ひとまとめにしておくのもよいですね.

小さいサイズは小物をまとめるのに便利. 

例えば僕の場合だと

一番小さいの(A8?)を2つ用意して片方にコンタクトの予備と目薬,片方にスマホの充電ケーブルと充電器を入れる

B6サイズのやつにそれら2つとティッシュとハンカチを入れる

B5サイズのやつに第二外国語関連のもの全部ぶち込む

という感じで使ってます.

※これAmazonで買うと逆に高いかも.

 

3.4+1系のペン

 

ゼブラ 多機能ペン クリップオンマルチ 4+S P-B4SA1-C 透明

ゼブラ 多機能ペン クリップオンマルチ 4+S P-B4SA1-C 透明

 

 

一本でいろいろできるので便利です.先日知人にひっぱたかれそうになっていたので胸ポケットに入っているこれを握りしめて威嚇したところ事なきを得ました.

4.プロジェクトペーパー(A4)

 

オキナ プロジェクトペーパー A4 5ミリ方眼 100枚 PPA45S

オキナ プロジェクトペーパー A4 5ミリ方眼 100枚 PPA45S

 

レポート用紙に良し,普段のノート代わりに良し.一度使ってみてほしい.

サイズもA4以下ならだいたいあります。個人的なおすすめはA5.

 

5.ノビータ

コクヨ クリヤーブック ノビータ A4 40枚 青 ラ-N40LB

コクヨ クリヤーブック ノビータ A4 40枚 青 ラ-N40LB

 

クリヤーブックはいくつかあるのですが,1枚のポケットに何枚かの紙を詰め込むことが前提になっているのはこれぐらい.

毎回PDFで資料配布するから全部合わせるとすげえ量になっちゃったぞ ,みたいな時に回ごとに印刷してホチキスで留めたやつを1ポケットごとに入れてまとめておくと便利.

6.ポストイットノート 

授業に行ったら来週テストやるぞと言われたり部活に行ったら金曜日までに金持って来いとか言われたりするのですがそこそこ忘れるのでその場で書いておけるとうれしい.

でもそんなすぐ終わる予定をずっと使うものに書き込むのも馬鹿らしいので貼ってはがせる紙があるとうれしい.

そんな感じ.

サイズはお好みで.

7.手帳

買ったほうがいいよ.

マンスリーだと何のためにあるのかもうよくわからないからウィークリーかデイリーがいいとは思うけどそこはもう好みですよね.

8.シャチハタ

便利だよ.

9.カードケース

世の中ポイントカードが多すぎるのでまとめておかないとえらいことになるよ.

 

おわり.

ところでこれらを普段から全部持ち歩くと僕みたいに荷物がパンパンになるからやめましょうね.

 

 

大学受験おすすめ参考書・問題集

再受験時に使ってみて、これよかったなーと思ったやつについて説明するだけ。

正直こういうこと書くの(正確には書いて見られてこいつまだ受験の話してると思われるの)恥ずかしいのでTwitter連携はしない。

青字が特にいいなと思ったやつ。

2つ目の番号が0になってるのは今年度実際には使ってないけど昔やってて良かったやつ。

1.数学

本番では答えだけなら全部合ってた。

1.0.「チャート式 基礎からの数学」

今年度は使ってないですが。今の大学に入る時にやりました。

色々と批判もありますがやはり問題と答えが同一ページにあって網羅度が高いのは覚えやすくてうれしい。例題だけやれば十分だとは思います。

あと分厚すぎるんで単元ごとに切り取ってました。

1.1.「1対1対応の演習」

有名ですが。問題のすぐ下に答えがあるのがよいですね。読んで覚えて隠して解法思い出そうとしてみて覚えてなければまた読んで……みたいなことやるのに便利。

1A2Bはバイト先で生徒に教えながら覚えて、3の2冊は自分で空いてる時間に読んで覚えて、直前期にまとめて解いてみて、みたいな感じで使いました。

ほとんど未習だった複素数平面も意外とすんなり行けたので、もしかすると数学できる人はいきなりこれから入っちゃってもいいのかもしれません。公式集みたいなページも一応ありますしね。

1.2.「数学3の完全攻略」

1冊で仕上がる感があってよかった。

これもまず一通り読んでみてから実際に解けるか確認する感じでやりました。

1A2B版も出てるんですけど3の苦手さを克服したくて買ったのでそちらには手をつけてません。

本番レベルの問題がまず数十問あって、その1問ずつに付随してもうちょっと解きやすい、類題とまでは行かないけど近い要素を含んだ問題が2~3問、という構成。

よくわからないところ・なかなか思いつかないところは問題解答を写経して覚えました。

1.3.「カルキュール数学」

読んで覚えるみたいな勉強してると計算力が衰えていくのでこれで別途補強していました。探せばもっとよい計算練習用問題集があるのかもしれませんがまあ満足。

1.4.「やさしい理系数学」

定石問題を身につけるのにパラパラと読んで使いました。

そこまで素晴らしい問題集とも思いませんが、まあこれやっとけば周り全員できるのに自分だけできない、という問題は減らせるでしょう。

2.物理

本番では答えだけなら全部合ってた(と思うけど問題数多いから自信ない)。

2.1.「体系物理」

正直、これを勧めたいがためにこの記事書いてるみたいなところがある。

これしっかりやっとけば東大物理たぶん50/60ぐらいは行くんじゃないのかなと思う(時間制限なしの場合)。

1問1問の重さは二次試験レベルではないので、そこの慣れは他で補う必要があるとは思うけれど、高校物理そのものの勉強は本当にこれ1冊+教科書とかでいいと思います。

使い方は解く→解説見る→間違えてて解説もわからなかったら教科書読む→また解く→……みたいな普通のやつ。珍しく3周ぐらいはしました。

2.2.「新物理入門問題演習」

問題文が長く小問が多いタイプの問題をやりたいなと思ったので使いました。

かの名高い「難問題の系統とその解き方」でもいいと思うんですけど、あっちは問題文の行間がやたら詰まってて見づらいと思ったのでこちらを選択。

1度解いてみて時間短縮できるポイント考えただけなのであまりやり込んではないです。

3.化学

苦手。模試では2回とも全問題数の半分強しか解答できずに点も20を割ってたんですが、本番では慌てながらわけもわからず書き散らしたらなんか終わってました。物理が70分で終わってくれたのもあるかも。

3.1.「化学の新研究」

重要そうな部分だけですが通して3回ほど読みました。どういうことを覚えればいいのかを知れたのでよかったと思います。知らなくて太字になってる用語は説明を大きめのポストイットに書いてノートに貼り付けて眺めたりしながら覚えました。

3.2.「東大の化学 25ヵ年」

東大化学は問題量の多さがとんでもないことになっていたり、それ以前にリード文の長さが異常だったりして独自の対応を迫られるのですが、その対策として一番役立ったのがやっぱり過去問でした。解いてみて「この問題は結局リード文をどの程度読めば解ききれるのか」とか「結局のところどのレベルの知識がないと答えられないのか」とかを確認しながら復習しました。

結論としては「リード文はほとんど読まなくてよい(問題を見て必要だったら戻って読む程度でいい)」「知識は最低限あればいいけどその最低限をしっかり揃えきるのが難しい、そして余分に知っているとそれのおかげで一瞬で答えを出せて得になる問題も多い」ということになりました。

3.3.「福間の無機化学の講義」

ゴロが多めに載ってて便利でした。

4.英語

本番では多分やらかしてる。記号問題が半分ぐらいしか合ってなかった。

4.0.1.「基礎英文問題精講」

今の大学に入るときにやりました。

このレベルの英文解釈ができれば英語が最低限読めるはず、みたいな存在。

4.0.2.「入試頻出英語標準問題1100」

高校生の時に通っていた予備校で水野卓という先生に勧められてやりました。

このレベルの英文法の知識があれば英語が最低限読めるはず、みたいな存在。

4.1.「速読英単語 上級編」

普通に読んでいきました。難しい単語が多くて難しかったです。

4.2.「DUO 3.0」

リスニングCDを聞き流しました。フレーズがいちいち印象的なので覚えやすいです。

4.3.「東大英語総講義」

この一冊だけやれ、とこの本の著者がこの本の帯で言っていたのでやってみました。

最低限の知識がある状態であればかなり良い参考書兼問題集だと思います。

ただ英文のほとんどを(全部?)東大英語の過去問から引っ張ってきてるので、これやった後で解いた過去問の出来がアテにならなくなるという問題点はある。

4.4.「速読速聴英単語 Core1900」

4.5.「テーマ別英単語 Academic 中級」

両方とも長文の中で単語を覚えるタイプのZ会から出ているやつで、対象は大学生以上なんだと思います。TOEICTOEFLの対策も兼ね、読む英文の量を増やして速読力を高めるためにやりました。

量目当てでやったので目的は果たせたのですが、大学受験の英文はTOEICTOEFL、あるいはその他の大学以降で出会うはずの英文より構文・文法的な難しさは上だったりする(と思う)ので、そうした部分を大学生以上向けの教材で補おうとするのはあまり得策ではないように思われました。

5.国語

神(≒4月に来るはずの開示)のみぞ知る。

5.1.「速読古文単語」

5.2.「古典文法ハンドブック」

5.3.「漢文 句形とキーワード」

1月からマトモに勉強始めた人間に国語やってる余裕はなかった。上記3冊の内容だけ覚えて吶喊しました。

漢文のやつはかなりまとまってて1冊覚えればかなりの漢文強者になれる気がします。なるメリットもあまりないんですが。

古文はもう少ししっかりやっておいてもよかったかも。「御覧ず」を謙譲語で処理してしまいました。

6.倫理政経

6.1.「きめる!センター倫理」

6.2.「きめる!センター政治経済」

1月からマトモに勉強始めた人間が倫理政経に割ける時間はなかった。センター直前の1週間でこの2冊だけパラパラ読んで吶喊しました。

東大受ける場合、センター社会が30点ぐらい違おうと2次試験に直したら4点未満なのであまり力入れるメリットがないです。理科と英語と数学やるのがおすすめ。

 

たっぷり書いといてなんですが万人に勧められそうなのは2.1.と4.0.1.と4.0.2.と5.3.ぐらいです。

 

終わり。

人生

とても短くそして気持ち悪いですが今の気持ちを忘れないうちに書きとめておきたいと思います.

アニメの話ではありません.

 

東大や医学部や慶應SFCに合格して一発逆転とか外銀や外コンや総合商社に内定もらって一発逆転とかベンチャー作って上場させて株の売却益で一発逆転とか,世間では割と言われてる気がしますが,たぶん人生にそういう一発逆転は存在しないんですよね.(宝くじの高額当選とかは除く)

結局のところ積み重ねなので,合格したり内定もらったり上場させたりしたぐらいで今までロクなもんじゃなかった僕やみなさんの人生が大きく改善するかというとそんなことはない,はずなのです.

再受験をしてとある大学に合格をいただいてしまいました.

大学院と大学のどちらに進学するか明日までには決めたいなと思っているのですが,どちらを選ぶにせよとりあえずそういうことは忘れないでいたいなと思いました.

大学の方は他に入学辞退する人なんていないようなところなので,2016年に合格者数と入学者数に差があるのを発見したら,あるいは差がないのを発見したら,それが僕だったんだなと思ってもらえるとちょっとうれしいです.

おわり.