文具活用術01「ハガキホルダー・A6メモパッド」
おすすめの文房具を紹介する波.続けていけたらいいなと思う.
初回はハガキホルダーとA6のメモパッド.
※「メモパッド」という言葉はレポート用紙みたいにはぎ取るタイプのメモ,のつもりで使ってます.綴じられたりリングで留められてたりするやつは「メモ帳」.(1枚書くたびにミシン目で切り取って使うやつも多分「メモパッド」)
使い方
使い方というかなんというか.
ハガキのサイズはA6と同じなので,メモパッドからはぎとったメモをハガキホルダーに入れて使うとピッタリですよ,というだけ.
こんなものを自信満々に披露するのもどうかと思うのですが,今まで同じことやってる人見たことないので紹介しておきます.
ハガキホルダー
ポストカードホルダーとか呼ばれていたりもします.
そのあたりの文具店とかダイソーとかキャンドゥとかでいくらでも売っています.
何を使ってもよいとは思いますが,基本的に分厚いハガキ用紙を入れることを想定しているだけあってちょっと分厚すぎるのが難点.
厚みを抑えたい場合はこれがおすすめ.
A6メモパッド
これもどこにでも売っています.
ダイソーやキャンドゥで買う場合はA6の表記がないことも多いのですが,105×148とか書かれていればA6です.
文具店で買うならこのあたりでしょうか.
活用法1.小型差し替え式ノートとして
小さいノートの利点
多くの人が試験や資格の勉強のために重要事項をまとめたノートというものを作ろうとしたことがあると思います.
もちろん一般的な大学ノートやルーズリーフにまとめてもよいのですが,わざわざまとめただけあって人の多い電車やバスの中でも読みたいというのが人情というもの.B5やA5だと大きすぎてめくる時に左右の人に当たったりするのでちょっと苦しいです.
そこで出てくるのが小さいサイズのノート.片手で覆える大きさのノートはポケットにも入りいつでも読み返せます.
小さいノートの問題点
A5よりも小さいサイズでは残念ながらルーズリーフのような差し替えのできる規格がありません.なので必然的にすでに綴じられているノートを買うことになります.
「後で清書して」「ここにページを追加して」「10枚だけ」といった使い方ができないのです.
※リヒトラブのツイストリングノートやマルマンのルーズリーフミニというのがあり,これらは差し替えできるのですが一社の独自規格というのもあって今回はなかったことにします.
※2穴を空けて綴じるファイルはあるのですが小さいサイズだと穴や綴じ具の全体に占める割合が大きくなりすぎて非常に扱いづらいので今回は無視します.
ハガキホルダーとメモパッドを使って
メモパッドの1枚をルーズリーフの1面と同じように使い,書き終わったらハガキホルダーに差し込んでいきましょう.
いらなくなった部分はいつでも捨てられますし,追加したり順番を変えたりも割と楽にできます.
これで自由に差し替えられるA6ノート環境ができました.
活用法2.暗記用の情報カード代わりとして
便利な情報カード
梅棹忠夫がB6判の京大式カードを紹介して以来人口に膾炙することとなったらしい情報カード.現在は特に3インチ×5インチ(75mm×125mm)のサイズが人気のようです.
小さいサイズでありながら紙が分厚く,穴を開けたりしなくても単体で独立して取り回せるのが魅力かなと思っています.
使用法はいろいろあるのですが,よく使われている用途の1つが暗記です.
暗記と言っても大きく分けて2種類あり,1つは英単語とかを覚える単語カード代わりに使うやり方.こちらは大量のカードをシャッフルしまくって覚える,というやつです.1度に1枚を見る時間はせいぜい3〜5秒程度で,とにかく多くの量を短時間で回す感じ.
もう1つはどうしても覚えられない事項をカードにまとめ,何回も見ることで覚える,というタイプのもの.表に問題,裏に答え,という感じでカードを作ってもよいですし,片面だけに覚えたい情報を詰め込む,というのもアリでしょう.なんにせよ今回代替したいのはこっち.
強さが足りないので
上で紹介したメモパッドはレポート用紙と同程度の厚さの紙ですから,もちろん単体で情報カードとして使用するのは難しいです.その辺にほっぽらかしとくと折れたり破れたり風で飛んでいったりします.
なので書いたメモをハガキホルダーに入れて眺めましょう.
情報カードは裸で使うことが前提になっているので,何枚か取って眺めていたら落としてバラバラに,なんてことも起きるんですが,ハガキホルダーに入れたA6メモ用紙ならそういうことはないです(その分順番シャッフルが楽という情報カードの利点は吹き飛んでしまうのですが).
ハガキホルダー以外にも
また,それでも覚えられないのなら下で紹介するようなカードケースに入れて持ち運ぶという手もあります.1枚がちょっと分厚くなりすぎる気もしますが,「絶対にこれを覚えるんだ!」という感じは非常に出るのでオススメ.
情報カードも好きなんですが,こうした周辺機器みたいなの(明らかに呼び方がおかしいんですが適切な名前を思いつけなかった)が数十枚〜数百枚程度を一度に入れるケースぐらいしかないので,A6サイズほど柔軟な使い方はできないのが難点です.
活用法3.A4ファイルで保管
ハガキホルダーはA6以外にもA4のものがあり,1枚あたり2×2でハガキ4つ分のポケットがついています.
これを利用すれば書き溜めたものを捨てることなく普通のA4書類と一緒にしてまとめておくことができます.厚さも単純計算で1/4.
そんなわけでこのA6メモ,その気になれば管理も割としやすいはずです.
(このファイルに関しては僕は使ってないですけど)
まとめ
- 紙のサイズが小さくなればなるほどファイルの選択肢が少なくなる
- ただしハガキ用紙と同じサイズのA6だけは小さくても例外的にいろいろある
- A6サイズのメモ用紙は豊富に出回っている
- ということでA6のメモ用紙とハガキ用のファイルを組み合わせると便利
実は僕自身は紙屋っぽいところからこういうA6サイズの情報カードみたいなのを買ってきて使っていたりするのですが,そこまでするならもうなんでもアリじゃないか,という気もするので今回は特に言及しません.
おわり.