FIBA plus

世間がテニスだ蚊だと言っている間も僕はバスケットボール観戦に興じているのでした。野球も一応見てます。
サンアントニオスパーズの見事な優勝で昨季の全日程を終えたNBAは現在シーズンオフ。リーグの勢力図が大きく塗り替わったFA戦線やトレード、新人お披露目のサマーリーグなども一段落し、現在は落ち着いた日々が続いています。ニュースもないので見るものもないかと思いきや今は世界選手権が盛り上がっています。

 

The Official website of the 2014 FIBA Basketball World Cup - FIBA.com

 


優勝候補はもちろんアメリカ。ロスター全員NBAのスターとスター候補で占められています。ポールジョージの怪我とデュラントの辞退は残念ですが、まあ順当に行けば優勝するでしょう。

ただ不安要素が3つあり、1つはビッグマンに若い選手が多いこと。AD(眉毛)、カズンズ、ファリード、ドラモンドはいずれもある程度実績がありますがまだ発展途上(とは言え前者2名は既にASレベルなのですが)、プラムリーに関しては完全に期待値だけで選ばれてる感があります。インサイドに限定すれば後述するスペインには苦戦を強いられるでしょう。

もう1つは先述の怪我と辞退で今回のアメリカ代表の中心と考えられてていたはずのSF2人が抜け、SFがゲイ1人しかいないこと。ゲイはとてもいい選手ですが、それでもポールジョージにわずかに劣っているような気がしますし、デュラントとはかなりの差があります。普段はSGで使われているハーデンやデローザンをSFで起用するようですが、それがどう影響するのか……今のところあんまり影響してないみたいですけど。

あと最後の1つはPG。怪我明けのデリック・ローズを代表選考の紅白戦などから異常なほどに重用していました。彼の復帰をアメリカ代表の目玉にしようという考えが透けて見えていたのですが、期待に反してローズはあんまり活躍できていません。現在のスターターはアービングになっているのですが、ところで彼もこの大会中にちょっと負傷していて心配なところ。ただ、この二人がダメでも今大会では主にSGとして起用されているカリーをPGに回せば済む、というのがアメリカ代表の恐ろしいところなのですが。

 

このアメリカ代表を破る可能性のあるチームは非常に限られています。アメリカ代表が負けたとすれば、十中八九その相手はスペイン代表でしょう。

兄弟そろってオールスターのガソル兄弟に現役最強(異論は認める)のショットブロッカーで得点力も身に付けつつあるイバカを加えたインサイド陣、得点力不足に苦しみながらも素晴らしいパスセンスと固いディフェンスで高い評価を得ているリッキールビオと、 主要選手はNBAでも一流どころばかり。あとはNBAで十分にやれる実力を持ちながらロックアウトの際に帰国して戻ってこなかったルディフェルナンデス、最近微妙なホセカルデロンもいます。


スペインに続くのがブラジルでしょうか。

スペインほどではありませんが、バレジャオ、スプリッター、ネネイのインサイド陣はオールスター選手ではありませんがいずれも所属チームで十分な存在感を示しており強力です。

それとガードのバルボサ。ベテランになりサンズでシックスマン賞をとった時の圧倒的スピードは失われましたがまだまだ優秀なスコアラーです。


僕のイチオシはフランス。
まだ若手でドラフトでは2順目指名ながらも高い得点力で存在感を増してきているSGのエバンフォーニエ(実はよく知らない)、高いディフェンス力とオールラウンドなスキルでリーグでも上位のSFと目されているニコラスバトゥム、そしてPFながら高いシュート力と異常なアシスト能力、現役屈指のバスケットボールIQを持ちスパーズ優勝に大きく貢献したディアウの三人が引っ張ります。
フルメンバーなら全ポジションにNBAの一戦級を置くことも可能ななだけにPGのトニーパーカーおよびナンドデコロ、Cのノア、アジンサの辞退が残念。

特にアジンサは最初ボブキャッツが指名するも活躍できずにNBAを去り、その後ヨーロッパのリーグで大きく成長し昨季NBAに戻ってきた、という経緯から非常に思い入れがあって是非とも見たかったのですが。

 

あ、ところでiPhone6発表されましたね。

たぶん6plusを買っちゃいます。どうも自分で思っていた以上に解像度が中途半端な数字であることへの無意識的な嫌悪感があったらしく、フルHDになった途端一気に買おうという気になっちゃいました。