日本一の○○○○○

タイトルの○○○○○には「日雇い人夫」という単語が入ります。みんなできたかな。

巨人の星のネタです。

 

遅かれ早かれ月末周辺に困窮する予定なので、日雇い労働を始めます。

といっても試験監督のアルバイトとかそういうホワイト風味なやつなのですが。

前にも一回やったことがあるのですが、時給は安くてもその場でもらえると充実感がありますよね。

だから安い給料で足元見ても不満が出ないんだなとかそういうこと考えたりはしません。

 

書きたいことは全部書いてしまいましたがなんとなく続けたい気分なので続けます。

 

巨人の星の話に戻りますと、序盤で主人公の星飛雄馬は色々あって父親に金持ちばかりが行く名門高校の青雲高校を受けろと言われて実際に受けるわけです。

飛雄馬の家が長屋の一角にあって典型的な貧民なのに対し、そこの父兄はブルジョアと呼ばれている嫌味な金持ちばかりで、彼らは身なりからして明らかに場違いな飛雄馬を馬鹿にしており、飛雄馬もそれを感じ取っています。

面接官に至っては「下町の貧乏中学から天下の青雲を志願してきたとはねハッハッハッハハ」とか「ドブの臭いがしますなッハッハッハ」とか口に出しちゃってます。もう差別ビンビンです。差別ビンビンなのでやりとりの一部が放送禁止用語に引っかかって再放送中ではすべて無音になってたりします。例えば

PTA会長「(書類持ってる試験官に向かって)親は何をやっとるんだね! ま、どうせ大したことやっとりゃせんじゃろうがな」

飛雄馬(チックショォォォ……チッッックショォォォォォ……)

試験官「えーと、親の職業は……自由労務者ですな」

PTA会長「ん、そりゃ何のことですか、……おい、君のお父さんは何をしとるんじゃね……どうした早く言わんか」

飛雄馬「はい、僕の父は……」

PTA会長「早く言わんか、わしゃ忙しいんじゃ」

飛雄馬「僕の父は、日本一の(無音)です」

PTA会長「(無音)」

試験官「(無音)」

飛雄馬(そうさ、そうさ、俺の父ちゃんは日本一だぞ)

PTA会長「ハッハッハハハ、前代未聞だ、(無音)の子が青雲にやってくるとは、ハハハハハッッハッハハ……いや失礼、すべての職業にこれが尊いこれが卑しいということはあり得ない…いやしかしアッハハハッハ」

という会話とか。

これの無音部分には「日雇い人夫」が入るんですけど。

他にも「父ちゃんが(無音)して稼いだ金だぞ!」とか。

これは「土方」が入ります。

どっちも無音にしたせいで余計に何かやましいことやってる感じになってる。

 

他にもアニメ版巨人の星は自分が日本製野球ロボット(比喩)であると認めたくない飛雄馬(ここまでは原作通り)がパーティーを開いたのに誰も参加せず泣きじゃくっていたり、帰国していったアメリカ製の野球ロボット(比喩)を再登場させたかと思うとベトナム戦争で負傷したとか理由つけて殺してみたり(この話のタイトルが「オズマの死」なあたりが典型的な昔のアニメ)、地ならしするローラーにコンダラとかいう異名を生んだり、割とギャグ寄りに面白いので機会があればぜひ見ることをおすすめします。

 

ところで飛雄馬が幼少時の星一徹がまさかの33歳という話を思い出したのでまた話が逸れるのですが、今の日本人って昔に比べて身も心も若いですよね。

1970年台の映像とか見てると、当時40歳前後の人がどう見ても今の55歳と同じぐらい。

ひどい場合だと同じ人の90年代初頭と今を比べて今のほうが若く見えたり。

不思議です。